PROFILE

プロフィール

ほしはな

新潟県十日町市出身、現在は長岡市を拠点に活動。

女性起業家向けの似顔絵イラストや自己紹介マンガを手がけ、行政向けのイラスト制作にも対応。
幅広いお客様に寄り添った作品作りを心がけています。

幼い頃から絵を描くことが好きでしたが、長い間全く異なる仕事に就いていました。
ある時、趣味として絵を描き始めたことが転機となり、イラストレーター・漫画家としての活動をスタートし現在に至ります。

趣味はウクレレの演奏や歌うこと。
音声配信を楽しむなど創作以外の活動もライフスタイルの一部。
仕事だけでなく、イラストや作品展示会を通じて、他の作家との交流を広げることにも喜びを感じています。

今後も、女性や子育て世代を応援するプロジェクトを中心に、心に響く作品を届けていきたいと考えています。


子供の頃の夢が導いた道のり

子供の頃に思い描いた夢をすっかり忘れ、大人になってから気づいたこと。
そして、その夢が再び私を動かし、漫画家としての道へと導いてくれた物語があります。
興味を持っていただけたら、ぜひ読み進めてみてください。


気づかぬうちに辿り着いた漫画家の未来

幼い日の夢と漫画家への憧れ
母校の小学校で30 年ぶりにタイムカプセルが掘り起こされました。
タイムカプセルの中には、当時小学6年生だった自分が書いた作文が入っていました。
テーマは「将来の夢」。
そこには「漫画家になっている自分」の姿がありました。
子供ながらに、漫画家として物語を描くことを夢見ていたのです。
しかし、成長とともにその夢は次第に心の奥へとしまい込まれていきました。
日々の生活や現実的な選択肢を優先し、絵を描くことからは離れた人生を歩むようになったのです。

生活の中で感じた「足りなさ」
結婚をし、子供にも恵まれ、家族と共に穏やかで幸せな日々を過ごしていました。
それでも、心のどこかに「何かが足りない」という感覚が拭えませんでした。
自分にとって本当に満たされるものは何なのか。
それがわからず、落ち込む日々もありました。

眠っていた夢が目を覚ました瞬間
そんな中、あるきっかけにより思い出したのです。
「絵を描くことが好きだったな」と。
手元にあった紙とペンを使い、10年以上も触れていなかった「描く」という行為を試してみました。
描き上げた瞬間、それまで心にあった空白が少しずつ埋まるような感覚が広がり、「これだ!」という確信が生まれました。

 夢に向かってスタート
そこからは趣味として絵を描き続け、少しずつスキルを磨いていきました。
SNSに投稿してみたところ、少しずつ反応が増え、自分の描く絵が誰かの心を動かしていることを実感しました。
そして、「もっと多くの人に自分の絵を届けたい」という思いが芽生え、開業を決意。
好きだった漫画の技術も取り入れ、イラストレーター兼漫画家として活動を始めました。

時を超えてコラボレーション

このイラストは、まさに小学校の作文で描いたものです。
当時は色がなく、線だけのシンプルなイラストでしたが、今、イラストレーターとして色を加えてみました。
あの頃の自分が描いたものに色をつけることで、夢が実現した感覚が蘇り、とても感慨深い気持ちになります。
時の流れの中でたとえ夢を忘れてしまっていても、心の奥底にはその夢がしっかりと刻まれていたことに気づくことができました。

今後は、自分の夢を追いかける過程で感じたこと、学んだこと、そして人生の中で大切にしている思いをもっと作品に反映させていきたい。
それによって、誰かの人生に少しでも寄り添い、力になれるような存在でありたいと思っています。